5月は何という美しい月でしょう。花の月とよく呼ばれます。
ローマカトリック教会では、5月を聖母マリアにお捧げしているのは良く知られていることです。カトリックの学校では、この1か月の間、毎日マリア様に祈り、花がかざられている聖母像の前で、きれいな歌も歌われます。

この心温まる習慣はいつ、どこで始まったのか知りたくて、カトリック大辞典を調べてみてびっくりしました。
イエズス会のローマ大学のラトミア神父が、18世紀の終わりごろ、学生に信仰を守り正しい生活をする恵みをいただくために、5月の月を聖母マリアに毎日祈りを捧げるという誓いを立てました。この信心はローマから他の学校に移っていき、そしてそこからほとんどすべてのローマカトリック教会に広がりました。1か月を捧げるのは初めてでした。その後6月はイエスのみ心に、3月は聖ヨセフに、10月をロザリオなどに決まりました。

今年は毎日、聖母に「アベマリア」を心をこめて祈りませんか。「アべマリア」について近いうちにいろいろ調べて書かせていただきます。母マリアが罪びとわたしたちを見守ってくださいますように。

主任司祭 ハイメ・カスタニエダ