「ハレルヤ」は、復活節中に繰り返される最も典型的な言葉ではないでしょうか。旧約の言葉で「ヤー(神)を賛美せよ」という意味です。

エルサレムのどの門も、喜びの歌をうたい、エルサレムの家々は唱える。『ハレルヤ。ほめたたえよ。イスラエルの神を』と(トビト記13・18)
12の詩篇(104,105,106,111,112,113,135,146,147,148,149,150)の初めと終わりに「ハレルヤ」という言葉が使われています。おそらく初めに歌いだされる時、先唱者は皆に一緒に賛美するように呼びかけ、終りには皆しっかりした賛同の言葉として締めくくっていたのでしょう。
この句は新約ではヨハネの黙示録だけに見られ、大淫婦(おそらくは、迫害していたドミチアノ、ローマ皇帝)の滅亡に対する天使の大歓声の声に関連して用いられています。

わたしは、大群衆の大声のようなものが、天でこう言うのを聞いた。『ハレルヤ。救いと栄光と力とは、わたしたちの神のもの。その裁きは真実で正しいからである…』

また、こうも言っています。

『ハレルヤ。大淫婦が焼かれる煙は、世々限りなく立ち上る。』そこで、二十四人の長老と四つの生き物とはひれ伏して、玉座に座っておられる神を礼拝して言った。『アーメン、ハレルヤ』(ヨハネの黙示録19・1-4)

したがって、「ハレルヤ」という語は、喜び溢れる賛美の表現ですので、礼拝における感嘆詞として使用され、教会では、典礼、音楽に用い、又宗教的感動を表わす言葉ともされました。ゴスペル音楽は奴隷制度のもとにあった米国南部の教会で始まった黒人の苦しみと希望と喜びとを表わす音楽には良く繰り返される言葉です。

ヘンデルの『メサイア』のハレルヤコーラスを知らない方はいらっしゃらないと思います。

ハレルヤ!全能者であり、わたしたちの神である主、
彼のキリストは王となられた。(ヨハネの黙示録19・6)
主は世々限りなく統治される。(同書11・15)
王の王、主の主。(同書19・16)

おん父の絶大な力によって復活されたイエス・キリストはもうこの宇宙万物の王であり、これからもすべての権力者と力の上に永遠に限りなく王です。

『メサイア』の言葉は、全部聖書から取られている言葉です。4月14日(水)から始まる【聖書を学ぶ会】では、『メサイア』の言葉の意味を良く理解して、音楽を味わってみたいと思いますので、是非ご一緒に学びましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

主任司祭ハイメ・カスタニエダ

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ハイメ・カスタニエダ司祭のプロフィール
フェルナンデス・カスタニエダ・アルバレス・オソリオ・ハイメ
1931年 スペイン・マドリッド生まれ
1948年 イエズス会に入会し、1958年来日
1964年 叙階
1966年より米国のSaint Louis 大学に留学
1970年から上智大学で教鞭をとる
退官後、2003年カトリック鍛冶ヶ谷教会に赴任