「悪魔のわなから わたしを守ってください」

たぶん“悪魔”と聞くと誰かが「本当に現代に悪魔がいるの?」と呟く人がいるかもしれません。確かに聖書には頻繁に出てきます。初めて出てくるのは、ヨブ記(1・6−2・10)に「サタン」といって、反対する、敵対するもので誰かに対して悪いことをたくらむ者です。その後、四つの福音書に「悪魔」と呼ばれます。人類を救うために神の計画に背く天使たちの最高のリーダーです。メシアの運命は絶対に苦しむはずがないと諫めたペトロを非常に怒られたイエスは「サタン」と叱って叫びました(マルコ 8・33)。
私たちも悪魔のわなにはまることがあります。イエスの道から離れてイエスの人間の救いの仕事に関わらないで自分中心の生き方をするのが当たり前のように考えてしまいます。自分の力で自分のことをするばかりでなく、周りの人、家族、仕事、社会等々私の好みに従って動くことを押し付けがちです。

あるいはそういう人と生きるのもつらいです。場合によってイエスの言葉に基づいて何か確かによいことをやりたい、あるいは、やらなければならないことが分っていても、遠慮して何もしません。悪魔のわなにかかっています。

けれども、イエス様、わたしの心の奥底にあなたしか入れませんので、わたしの弱い自由を支えてください。

イエス様!あなたに従うのはつらいです。時々難しいことがありすぎて圧倒されます。無防備で疲労します。わたしを守ってください。

「悪魔のわなから わたしを守ってください」

主任司祭 ハイメ・カスタニエダ
2011.10.1

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ハイメ・カスタニエダ司祭のプロフィール
フェルナンデス・カスタニエダ・アルバレス・オソリオ・ハイメ
1931年 スペイン・マドリッド生まれ
1948年 イエズス会に入会し、1958年来日
1964年 叙階
1966年より米国のSaint Louis 大学に留学
1970年から上智大学で教鞭をとる
退官後、2003年カトリック鍛冶ヶ谷教会に赴任