→毎年8月15日
マリアの眠りについた日が祝われた記録は古く、東方では4世紀もしくは5世紀にさかのぼる。
ギリシャでは当初1月18日と8月15日に分けて祝っていたが、7世紀初頭に8月15日のみとなった。これが西方でも祝われるようになったのは、教皇セルジウス1世(701年没)の時代で、863年には教皇ニコラウス1世がこの日をイースター、クリスマス、ペンテコステと並ぶ祭日の位置に引き上げた。
《聖母被昇天》の語を用いるのはローマ・カトリック教会のみで、キリストの場合は昇天というが、マリアの場合は自ら天に昇ることはできず、キリストの力を被った昇天のため、被昇天という。この聖母被昇天の教義は、1950年に教皇ピウス12世の回勅によって公認された。
ギリシャでは当初1月18日と8月15日に分けて祝っていたが、7世紀初頭に8月15日のみとなった。これが西方でも祝われるようになったのは、教皇セルジウス1世(701年没)の時代で、863年には教皇ニコラウス1世がこの日をイースター、クリスマス、ペンテコステと並ぶ祭日の位置に引き上げた。
《聖母被昇天》の語を用いるのはローマ・カトリック教会のみで、キリストの場合は昇天というが、マリアの場合は自ら天に昇ることはできず、キリストの力を被った昇天のため、被昇天という。この聖母被昇天の教義は、1950年に教皇ピウス12世の回勅によって公認された。