『5月を迎えるにあたり』
主任司祭
ルドヴィコ茨木 西村 英樹
ルドヴィコ茨木 西村 英樹
教会は、50日間、復活節の喜びと、感謝の時を過ごしイエスのご昇天とを祝った後、聖霊降臨、三位一体と祝っていきます。イエスの復活、昇天、聖霊降臨そして三位一体をという順番に、私たちキリスト者としての歩みを感じます。
イエスの受難と死、復活によって私たちの罪は贖われました。洗礼の恵みによってキリストと結ばれている私たちは、共同のイエスと相続人、神の子となる身分を手にしました。このことを祝い感謝と共に味わうのが復活節です。主の昇天によって、この恵みに留まるだけではなく、イエスという神の右に座すとりなし手を得ますが、なおそれにもとどまらず聖霊という弁護者、そして愛である神ご自身の霊、愛の霊を送ってくださいます。今年は、31日に司教様をお迎えして堅信式を二名の方が受けることになっています。堅信の恵みによって聖霊を受け、入信の秘跡が完成し、一人前のキリスト信者として歩みだす受堅者の方々のためにお祈りください。
聖霊の導きのうちに、神ご自身の霊性のうちに沈められた私たちは、さらに三位一体のうちにと招かれています。神ご自身のうちに私たちは招き入れられているのです。これほどまでの恵みがあるでしょうか。感謝と驚嘆のうちにこのことに目を向けましょう。
また5月は聖母の月です。無原罪の御宿り、神の母、教会の母など、マリアの称号は様々ですが、私たちが特に注意を向けるべきなのは、「信仰者の模範」としての姿です。「お言葉通りにこの身になりますように」という従順さ「このかたのいう通りにしてください」というカナの婚礼でみせた全き信頼、「あなたの心も剣で差し貫かれるでしょう」というシメオンの預言通り、イエスの十字架の受難に最後まで付き従った姿に心を向けましょう。「おめでとう恵まれたかた」と天使に言われ、原罪を取り除かれたマリア、聖霊によって神のひとり子を宿し、また弟子たちと共に聖霊降臨を受けられるマリアの姿は「キリスト者の先見、予表」です。ロザリオの祈りを捧げつつ、教会の母であるマリア様のとりなしとご保護が、わたしたちの教会の上にありますようにと、ともに祈ってまいりましょう。
